2023年8月5日・・・学習内容
●スピリチュアリズム思想の総合的理解について(後半) 今月も、前回の続きとして、スピリチュアリズムを総合的に理解する・・・全体的理解(総合的に把握)、体系的理解 について学習しました。 スピリチュアリストと名乗る人たちの多くが、自分の気に入ったところだけを読み、あるいは関心のあるところだけを学んでいると言った「点の理解」や「部分的理解」に留まっています。霊的真理を正しく理解するためには、膨大な量に及ぶ「シルバーバーチの霊訓」の内容を総合的に把握しなければなりません。同時に、重要なポイントを的確に押さえて、それらを関連付けて理解することです。重要なポイントを関連付けた理解が、体系的理解です。 スピリチュアリズム普及会では、スピリチュアリズム思想を総合的に把握すために、スピリチュアリズムの全体像とスピリチュアリズムの思想体系をホームページにアップし、ビデオも出されています。 「スピリチュアリズムとは、どのようなものか?」と言うスピリチュアリズムの本質をまとめたものが「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」と「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」です。 そして、霊界からもたらされた膨大な霊的真理を3つの方向から整理してまとめたものが、スピリチュアリズムの思想体系【Ⅰ】【Ⅱ】【Ⅲ】です。 スピリチュアリズムの思想体系【Ⅰ】は、人間が今後辿っていく道筋・時間軸にそって真理を整理し、まとめたものです。 私たち人間は、誰もがいつか必ず「死」を迎えます。そして、死後の世界に入って、また、地上に再生してきます。 人間 → 死 → 死後の世界 → 再生 こうした時間の流れにそって真理を整理したものが、思想体系【Ⅰ】です。人間とはどのような存在なのかという「人間観」、人生とは何かをまとめた「人生観」、死後の世界とはどのような世界なのかをまとめた「死後世界観」、再生についてまとめた「再生観」、こうした項目から構成されているのが、思想体系【Ⅰ】です。 思想体系【Ⅱ】は、人間を取り巻く世界を中心に真理を整理したものです。すなわち、水平軸にそって真理をまとめたものです。 人間を取り巻く世界は、3つあります。「神」「霊界」「地上世界」です。それぞれの世界について表した真理が、「神観・摂理観」「霊的世界観」「地上世界観」です。こうした項目から構成されているのが、思想体系【Ⅱ】です。 思想体系【Ⅲ】は、人間の霊的成長とそのための実践・実践軸を中心に真理を整理したものです。 霊的成長するための実践項目の一つ一つが、思想体系【Ⅲ】の構成内容になっています。「霊優位・霊主肉従の努力」「利他愛の実践」「苦しみの甘受」です。この他にも、祈り・瞑想、伝道、霊性教育などがあります。 こうした3つの思想体系によって、スピリチュアリズム思想を正しく理解すことができるようになります。 これらの思想体系は、どれもが「人間」が出発点となり、「人間」が中心となっています。したがって、この3つの思想体系は、私たち人間に関する真実を違う角度から眺めたもの、と言うことです。異なる3つの方向から人間の真実を明らかにしたことで、地上人類は初めて、自分たち人間はどのような存在であるのかを知ることができるようになりました。このような意味で3つの思想体系は、人間に関する真実を、人類史上、初めて、最も深いところから明らかにした霊的思想になっています。 さらに、もう一つ付け加えると、ここで言う「人間」とは、今、生きている私たちのことだけではありません。5000年前の人間も、今、生きている人間も、5000年後の人間も、同じ要素で構成され、「人間」が辿っていく運命は同じです。いつの時代であっても「人間」は、神、霊界、地上世界という3つの世界に囲まれて生きています。これが変わることは、絶対にありません。どれだけ文明が進歩したとしても、地上人生の目的は、霊的成長です。霊的成長を達成するための生き方は、時代や国に関係なくずっと同じです。太古の時代の人間も、現代に生きる私たちも、何千年後、何万年後の人間も、ここで示された真理は、そのまま当てはまります。 3つの思想体系は、人間に関する永遠不変の要素に基づいて、「人間とは何か」ということを明らかにしたものなのです。 スピリチュアリズムの思想体系は、「シルバーバーチの霊訓」を正しく理解し、正しく実践していくために、なくてはならないものです。 地上再臨を果たしたイエスは、今後の人類救済計画を「シルバーバーチの霊訓」と「スピリチュアリズムの思想体系」の2本立てで進めていくことを明らかにしています。「シルバーバーチの霊訓」だけでは、地上人は正しい理解に至らず、救いを得ることができないとし、「シルバーバーチの霊訓」と「思想体系」をセットにして進めることの重要性を繰り返し強調しています。イエスは、「スピリチュアリズムの思想体系」が、イエスの地球人類救済計画の中で、不可欠な要素であることを何度も述べています。スピリチュアリズムの思想体系は、膨大な「シルバーバーチの霊訓」の内容を正しく理解し、正しく実践するための手引書・参考書になるのです。 この読書会では、「シルバーバーチの霊訓」を正しく理解し、正しく実践していただくために、「スピリチュアリズムの思想体系」を講義形式学習していきます。 来月からは、思想体系【Ⅰ】の「人間観」を学習していきます。 ■参加者の感想 本日はスピリチュアリズムの思想の枠組み、幹、大枝、小枝について学びました。 霊的真理を学ぶ中でまだまだ体系的に理解できていないことが自覚できました。スピリチュアリズム普及会が作成した図をしっかりと頭に入れて覚えていくようにします。そして、いつか他人へ霊的真理を伝えるチャンスにめぐりあえた際、自然と言葉が出て正しく伝えることができるようになりたいです。 「スピリチュアリズム入門」「続スピリチュアリズム入門」も繰り返し読んで内容を整理しながら理解していきます。 後半は「霊主肉従の努力」の大切さについて学びました。地上人類の多くは地上生活を無駄に過ごし、霊界に行って後悔することになってしまいます。まずは自分自身が霊的優位の生活、思念を心がけ、利他愛の実践、つまり霊的真理普及に身を捧げていきたいと思います。まだまだ自分自身の救いだけに目が向いているので、地上人類全体の救いを持つことができるよう心がけて参ります。本日もありがとうございました。 (40代 男性) 編2023年2月18日・・・学習内容 ●宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 今月は、宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像を学習しました。 ◆宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義 ・霊界主導の人類史上、最大の宗教革命 ・霊的真理による地球上最大の宗教革命 スピリチュアリズムによる宗教革命とは、 霊的真理の普及によって、 地球上のすべての宗教を、 霊界の宗教に置き換えようとする、 宗教の大変革のこと。 地上の宗教を霊界の宗教に置き換えていくためには、 地球上に存在する宗教を全て無くさなければなりません。 なぜ、地球上の全ての宗教を無くさなければならないのでしょうか? それは、地上の宗教は、霊界の人たちから見ると全て失格だからです。 シルバーバーチは、「地上の悲劇の責任は宗教にある。霊界から見た時、地上の宗教は全て失格である。」と断言しています。 シルバーバーチが手厳しく避難する地上の宗教の実態、宗教の問題点をまとめると以下の4つになります。 ■地上の宗教の実態(宗教の問題点) 1.霊的無知から間違った教えを説いている 2.本来の使命を果たしていない ・・・宗教の使命は、人類の霊的成長を促すこと 3.人類にとって有害な存在となっている ・・・人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め、霊的成長を妨げている 4.組織エゴを増大させ、地上に戦争・紛争などの様々な悲劇をもたらしている 地球人類を霊的牢獄から開放し、霊的成長と言う本当の幸せをもたらすためには、悲劇の元凶となってきた地上の宗教を全て無くし、霊界の宗教を地上に普及させていかなければなりません。 それが今、地上で展開しているスピリチュアリズムなのです。 集するにはここをクリック. |