2025年5月3日・・・学習内容
◎スピリチュアリズムの思想体系【Ⅰ】 「死生観」 人間 → 地上人生 → 死 → 幽界 → 霊界 → 再生 ・スピリチュアリズムの思想体系【Ⅰ】とは、人間が今後辿っていく道筋を中心に真理を整理したものです。今月は、この中の死とは何かという「死生観」について学習しました。 死は、人間にとって、最大のテーマです。 どんな人間も必ず死がやってきます。 死を避けることはできません。ほとんどの人間は、死を恐れます。愛する人の死別は、最も辛く悲しい出来事です。人間は、太古から現在に至るまで、「死は、人間にとって、最大の恐怖・悲劇・不幸・悲しみ」と考えてきました。人類はそうした死の恐怖っからの救い、死別の悲しみからの救いを宗教に求めてきました。 古来より、宗教は、死の恐怖に対する救済手段となってきました。 しかし、従来の宗教では、「人間は死後も霊魂として存在する」「死後の世界・あの世はある」と教えてきましたが、「死」とは何か、「霊魂」「死後の世界」とは具体的にどのようなものなのかは明確な説明はなされてきませんでした。論理的な説明は何もなく漠然としていて、科学的思考を持った現代人には、空想じみた子供だましとしか感じられず、全く説得力がありません。科学的思考を持った現代人の理性を納得させることができず、人々の宗教離れが続いています。 宗教はこれまで、死の恐怖から人々を救うことができませんでした。 宗教が、人々を死の恐怖から救うことができない最大の理由は、宗教自体の霊的無知にあります。 そうした状況の中、イエスを中心とする霊界の人々が興したスピリチュアリズムによって地上に霊的真理がもたらされ、地上人類は初めて、真実の死生観(死に関する霊的事実)を知ることができるようになりました。 ●スピリチュアリズムによって明らかにされた真実の死生観 人間は、霊体と肉体の2つの身体から成り立っています。 霊体と肉体は、シルバーコードと呼ばれる反物質のヒモで結ばれています。 死とは、霊体と肉体をつないでいる、シルバーコードが切れる瞬間です。これが死の定義です。シルバーコードが切れると、霊体と肉体は完全に分離し、不要となった肉体は消滅することになります。肉体を脱ぎ捨てた人間は、霊体だけになって、霊界で新しい生活を始めるようになります。霊体だけになった人間が住む世界が霊界です。これまで、あの世と呼ばれていたのは、霊界のことです。死によって肉体を脱ぎ捨てた人間は、霊体だけになって、霊界で永遠の人生を歩んでいくことになります。 これまで、人類は、こうした霊的事実を知らなかったために、死を恐れ、死別を悲しみ続けてきました。人間は死によって消滅する存在ではありません。人間は、死後、霊体だけになって、霊界で新しい生活を始めるようになります。死とは、地上人生を終え、霊界で永遠の人生を歩み始めることですから、死を恐れる必要はありません。また、愛し合った家族や友人たちと、死後、再び会うことができます。死別は、永遠の別れではありませんから、死別を悲しむ必要はないのです。 さらに、シルバーバーチはこの死生観をさらに深め、徹底した霊界人の視点から、霊界で常識となっている死に対する考え方を地上人に示しました。 「死は、悲劇・不幸ではなく、喜びであり、希望であり、祝福すべき時である」「死は、素晴らしい出来事である」と、シルバーバーチはこのように明言しています。これが、霊界で常識となっている死に対する見方・考え方です。 これまで人類は、死に関する霊的事実(霊的真理)を知らなかったために、死を最大の恐怖・悲劇・不幸・悲しみと考えてきました。 しかし、スピリチュアリズムによって、死に関する霊的事実(霊的真理)が示されたことで、地上人類は初めて、死の恐怖・死別の悲しみから救われることになったのです。 参考: ・『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「死生観」 ・スピリチュアリズムの思想【Ⅰ】 「死とは」 ■参加者の感想 現在の地上人の多くは、死を正しく理解できていません。私の周りにいる身近な人々も、死は恐怖であり、得体の知れないものと考え、死について知ろうとさえしていないように感じる場面が多くあります。死の恐怖に対する救済手段となるべき地上のすべての宗教は、死について論理的な説明ができていません。なぜなら、地上の宗教は霊的事実を知らない、つまり霊的無知にあるからです。本日学んだ死生観について、正しく理解し、時期の来られた方に正しい死の事実を伝えていけるようになってまいります。後半の学習で学んだ「祈り」については、正しい霊的真理の理解と正しい実践がなければ成り立たないことを学びました。今の自分に一番必要な祈りの内容を見いだし、常に天の親さまへの祈りができるよう努力してまいります。本日も霊的真理の学びの場にお導きくださった霊界の皆様に感謝申し上げます。 (40代 男性) 今日は「死生観」について学び、地上人と霊界人の死の認識が真逆であることを再認識しました。現在、この世で起こっている戦争による悲劇の大きな一因は、地上での死(肉体の死)が悲しいこと不幸であるとの間違った知識です。私たちは肉体が消滅しても霊界で霊として永遠に生きることや、家族や友人たちとも再会できるなど、霊的知識を早く他の人々に知らせ伝えていかなければならないと思いました。まず、自分のできる日々の生活からです。そして、後半は「正しい祈り」について学びました。何となく的外れな祈りを今までしていたことがあったと気づかされました。それは、神を人のように認識していることが起因のように思いました。神という言葉よりも大霊(自然の法則、摂理)というイメージが的確なように感じました。これから、大霊への感謝と利他愛に基づいた祈りを意識的に心がけていきたいと思います。 (50代 女性) スピリチュアリズムの思想体系Ⅰ「死生観」と「正しい祈り」について教えていただきました。死は人間にとって最大のテーマで、今まで地上人の常識として「最大の恐怖、悲劇、不幸、悲しみ」と捉えていましたが、真理を学ぶことで、死の定義が自分の中で入れ替わり、今は「死は喜び、希望」という意識に変化しています。睡眠中に霊界に行き、死後の生活の準備をしているという事実からも、死は恐れることではないとわかりました。霊界人との死生観の違いを知り、霊界の常識・考え方を身に付けていくことで、悲しみから喜びへ思考を変え、そのことを正しく伝えらえるよう学び続けます。祈りについても、具体的に意義と本質、方法、項目と具体例を教えていただいて、「祈りだけでは霊的成長しない、何よりも利他愛の実践」という言葉や、『シルバーバーチの霊訓』、『霊の書』を読み、祈りについての理解を深めることができました。「何とぞ私を人のために役立てる方法を教え給え」この言葉を、祈りの言葉にして自分の心の中に沁みこませていきます。成長し、実践につなげていきたいです。 (60代 女性) |