2023年10月14日・・・学習内容
●スピリチュアリズム思想体系1・・・「人間観」③④ 今月は、スピリチュアリズムの思想体系1の最初のテーマである「人間観」(後半)について学習しました。 ※スピリチュアリズムの思想体系1とは・・・人間が今後辿っていく道筋を中心に整理したもの(時間軸に沿って真理を整理し体系化したもの)です。 今月は、人間観の後半の③と④を学習しました。 ③「心」「意識」とは 現代科学では、人間の思考はすべて脳によってなされると考えています。しかし、死によって肉体が消滅し脳が失われても、人間は死後の世界で生前と同じように活発な思考活動をしているのです。この事実は、脳だけが思考を可能にする器官ではない、と言うことを示しています。 人間は、霊体と肉体という2つの身体を携えて生活しています。 この2つの身体は、それぞれ心のような器官があります。霊体には霊の心があり、肉体には肉の心があります。 霊の心から発生するのが霊的意識です。霊的意識は人間の高次元の要素で利他的方向を指向をします。それに対して、肉体本能的意識は人間と動物に共通の要素で利己的方向を指向をします。このように相反する方向性を持つ2つの意識が、1つの心をつくりあげているため、地上の人間は常に心の中で葛藤を強いられることになります。 私たち人間が、心として自覚しているものの中には、霊的意識が含まれていますが、地上人は霊的意識のすべてを自覚している訳ではありません。霊的意識の大部分は潜在意識として自覚できない状態にあります。霊的意識のほんの一部だけが、脳という物質の器官を通して地上人に伝わります。日頃、私たちが心として自覚しているのは、脳を経て自覚されるようになった霊的意識の一部と、脳から発生する肉体本能的意識が合体したものです。これが顕在意識です。 ②死後の人間の身体と心 死によって、肉体と肉体本能は消滅します。そして、死後は霊、霊の心、霊体という霊的要素だけで生活するようになります。人間は死後も、知・情・意という心を持って、活発に精神活動を行います。死ぬと肉体が消滅しますから肉体的障害(身体障害・知的障害)は無くなります。 参考: ・『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「人間観」 ・人間の心と潜在意識 ・「霊の心」と「肉の心」 ■参加者の感想 本日の講義を受けて、改めて私たち地上人は霊の心が表に出していくことがむずかしいと認識しました。地上で生きているとすぐに肉の心が自分の心で大きくなってしまう為、常に頭の中に「霊的真理」をすえることが大切だと思います。まずは霊主肉従の努力をおこたらず、霊の心がしめる割合を高くして、利他愛の実践をしていけるよう、日々生きていきます。また、自分の心を高めるため、祈りや運動もかかさずに取り組んで参ります。 (40代 男性) 今回も、ありがとうございました。 スピリチュアリズムの伝道をするためには、実践が重要である。 その言葉をとても実感できる出来事がさいきんありました。友人が「旅行の日にちを1日まちがえて、ムダに旅行先まで移動してしまった。さらに家に帰ってきたら、車がパンクしていて本当にすごくかなしいし、自分がなさけない」と言っていました。そこで、霊的視点である「苦しみは自分の成長のためにおこったことであり、一つもムダなことはない。さらに家に帰るまで、パンクしなかったことは、守護霊様に守られたからケガをしなかった。そんな風に考えるといいかもしれない」伝えると、友人はスッと表情が明るくなり、気持ちがかるくなったと言っていました。実は、私自身が両方ともやらかしたことがあって、そのときに、霊的知識をいかして、気持ちをもちなおしたことがあり、その経験があるからこそ、相手にも伝わったのだと感じました。また霊主肉従について、私は、物欲はなくなったほうですが、最近多い肉の欲が、「自分の力だけで物事を解決しようとする」というクセであることが、今日のお話の中で、ピンときました。霊界のみちびきを信じ、自分を過信しないように、霊主肉従を実践したいと思います。 (30代 男性) |